今回は僕の使っているチェストプロテクターを紹介したいと思います。
そのプロテクターはRXR PROTECT MXと言うメーカーです。フランスで2004年に設立。
もしかしたら「MX」は必要なくてRXR PROTECTかもしれません。
公式ページはこちら↓
https://rxrprotect.com/en/
なぜ紹介しようと思ったかと言うと、使ってみて今までのプロテクターとは比べ物にならないほど、背中と胸部を守ってくれるプロテクターだと自分で実感したから。
ただし、日本で正式に代理店として販売していたライズインターナショナルがだいぶ前に輸入を辞めているため、現在では限られた購入方法しかありません。
ウェビックでも販売してますがとても高額。ということで僕は個人で輸入しました。
もし、この記事にアクセスが多くて欲しがっている人が多そうであれば、輸入方法も思い出しながら書こうかな?
目次
RXRのエアクッションタイプのプロテクターがほしくなった理由
RXRのBulletを使う前は上半身には普通のプラスチックのプロテクターを身に着けていました。
この手のハードなプロテクターは対貫通性や擦り傷などには強そうですが、緩衝材になる部分が薄い物が多く、背中からの転倒時などにはあまり効果がないんじゃないでしょうか。
というか、実際にエンデューロコースで背中から転倒した僕には、あまり効果が感じれませんでした。
背中から勢いよく転倒して息がまったくできず、動けなくなり10分くらいして呼吸落ち着いた後に立ち上がろうとしたら激痛で背中のどこかの骨でも折ったのかと思いました。
その時思ったことは、胸と背中を守るプロテクターには衝撃を緩和してくれるクッションになる物がついてなきゃ、背中から落下した時などあまり意味がないんじゃないのか?と。
それから色々調べるとフォースフィールドなど有名なメーカーにたどり着き、衝撃吸収力が重要だということを改めて知り、そういえばライズインターナショナルからエアクッションみたいなのが販売されていたのを思い出して検索しました。
しかし検索しても出てこない・・・どうやら輸入を辞めてしまっているらしい。それなら自分で輸入しようと調べた結果、たどり着いたのがRXR PROTECT。見つけた時速攻で買いました。
RXR PROTECTのBullet
RXRのプロテクターにも何種類かあるんですが、その中の一番新しいBulletと言うモデルを僕は使っています。
2つ持っていてこれは新品未使用品の方。
フランス製だからなのか、ダクト部分など切り口がバラバラだったりバリが残っていたりと細かい部分を見ると作りは荒め。
後ろ側。
見て頂けたら分かりますが、Bulletはプロテクターはトロイリーの5955のように鎖骨、カバーしているようなプロテクターではありません。
どちらかと言えばどのメーカーでも一番下のグレードの必要氏低減のプロテクション機能と同等のデザインかな?と思います。だけどRXRのプロテクターには他のメーカーには無い、大きな違いがあります。
RXRのプロテクターはエアクッションが内蔵されている
胸部部分と背中には、エアクッションがプロテクターの中にあります。空気入れが付属されているので前後にあるエアバルブ部分から空気を入れるとエアクッションが膨らみます。
少し見えにくい画像ですが、黒いキャップがついている方が空気を入れるバルブ側。
下にあるバルブは空気を規定量入れたらワンウェイバルブになっていて勝手に抜けていってくれます。この構造のおかげでいつも適正な空気圧を入れることができます。
ちなみにバルブのキャップは走っているといつの間にか外れて無くなったりします。自分の閉め方が甘いのかな。
背中の部分のエアクッション。縦に4か所。一番下のクッション部分の左右に1カ所ずつ。
前面にもエアクッションがあります。
ハードなプロテクターの下にエアクッションとウレタンのような3つプロテクターで組み合わせ。
こちらの動画で構造が分かりやすいと思います。
Bulletではないようですが、木の板を背骨としてRXRのプロテクターの効果を動画で載せています。
スタントの世界でも使われているのか、このような動画もありました。他にも乗馬・MTBなど様々なスポーツで使われているようです。
身に着けてみて思うこと
RXR PROTECTを実際に購入して身に着けてみた時最初に感じる違和感はエアクッションとウレタンのような素材の厚みでした。
とにかく今まで使ってきたプロテクターより厚みがある分、着た時に違和感を言うか少しばかり動きにくさを感じました。
実際に着て走って慣れていくので慣れてはきますが。フィット感は柔らかい素材なので悪くありません。
ネックブレースにも対応
LEATT(リアット)ネックブレース GPX 5.5を使っているんですが、RXR Bulletに問題なく使えます。
使い方はプロテクターの中に入れるのではなく外に出して使います。
海外のモトクロスライダーをサポートしているので付けれないってことはないとは思っていましたが、実際に自分で対応していることを確認できたので安心して人にもオススメできます。
補修部品も販売している
公式のページで各補修部品も販売されてます。中のエアクッションがダメになった時も修理は可能。
そのほかボルト類やバックル、プラスチック部分のプロテクターなどプロテクターの元となる部分以外はほぼ手に入ります。
ただ、部品も個人での並行輸入になるので壊れた時の修理はめんどくさいですね(笑)自分のBulletが壊れた時は補修部品も輸入してみようと思います。
他のプロテクターより風を通さないかも
分厚く柔らかい素材で比較的体に沿うような着心地、風の入るダクトの少なさからトロイリー5955などのプロテクターと比べて着ていて少し暑さを感じやすい。
エンデューロなコースでなかなか進めず繰り返しバイクを起こしたりしている大汗をかきます。
夏場に熱中症にならない体力と水分補給を心がけて着用しましょう!
ハイドレーションバッグを背負うと位置決め少し時間がかかりますが背負うことは可能です。少し収まりは良くありませんが走っていたら気にならなくなるかな。
RXR PROTECTのBullet(バレット)まとめ
RXR PROTECTのプロテクターはエアクッション内蔵のあまり見ないタイプのプロテクター。自分で輸入しなくて安くは買えないけど、胸部や背中を守ってくれるプロテクターなんじゃないかなと思う。
手元にきて1年も経ってないので耐久性などはまだ分かりませんが、とても気に入っています。このプロテクターを着て大きな転倒はしていませんが、きっと体を守ってくれるはず!