モトクロスを始めたい。
そう思えば行動を起こさなければ何も始まりません。モトクロッサーを買う上で最初に決めなきゃいけないのは「中古か新車のどっちにするか」だと思います。
今回のブログは初めてのモトクロッサー購入の視点と自分の経験で書いていきたいと思います。
目次
中古車のメリットと新車のメリットを考える
まず最初にこの二択の答えは予算が大きく影響してると思います。
新車が買える予算があるのなら、みんな新車が買いたいはずです。もちろんビンテージモトクロスをやりたいって人や、特定の年式のモトクロッサーが好きでほしい!って人は新車は購入候補からは外れますが。
中古にするか新車にするか決めるにあたり、今からモトクロッサーを買おうしている僕の思うメリット・デメリットをまとめてみようと思う。
中古車のメリット・デメリット
メリット1.新車より安く買える
中古車の大きなメリットの一番の理由は新車に比べると値段が安い。これが一番の大きなメリットだと思います。
新車より安く買えることは低予算で始めたい人には嬉しいかぎりですし、予算が限られているなら中古車しか選べない人もいると思います。
しっかりとメンテされている中古車両に出会えれば最高です。
メリット2.中古部品が比較的多い年式もある
古すぎる年式だと逆に中古部品が少ないですが、10年落ち以内のモトクロッサーであればヤフオクなど、中古部品がちょくちょく出ています。
他にも前のオーナーがカスタム(足回りなど)済みの車両もあったりします。
メリット3.浮いた分のお金で練習、装備が整えれる
安く買えた分、新しい装備(プロテクターなど)が購入できたり、浮いたお金れ練習ができるのも中古車のメリットだと思います。
新車と中古なら中古車の方が思い切った練習ができる気もします(笑)
個人的な感想になりますが僕の経験上メリットは以上になります。
お次はデメリットについて。
デメリット1.消耗部品の交換サイクルと現状のメンテの状態が分からない車両が多い
デメリットの一番の理由は程度が分からないことだと僕は思っています。
もちろんバイク屋さんでメンテされて販売されているモトクロッサーなら大丈夫だとは思いますが、もし個人売で中古のモトクロッサーを買うのであれば、何時間走行してどのようなメンテがされていて、いつどの部品が変えられているのか分かるような車両ではなくては逆にお金がかかることになる可能性があります。
僕自身はトレールバイク(4スト・2スト両方所有)しか所有しておりませんが、周りの友達がYZ125・CR125などなど個人売で購入したものを一緒にメンテしてきた経験があり、その多くが酷使されたままの物が多く、前後サス抜け、腰下OH時期など一番お金がかかるタイミングで手放した車両だったりすることが多かったりします。
エンジン実働 ピストンリング交換してます。って開けてみたらピストンリングは交換はされてるけど首振りしてた形跡があるピストンとか・・・。
そのような車両を購入してしまった場合に自分で作業ができないのであればバイク屋に作業をお願いすることになるため、工賃が発生します。
工賃と部品代、購入した車両代を考えるともっと高年式の中古が買えた、もしくは新車が買えたと言うことになりかねませんので、中古を買う際はしっかりと現車確認をして購入することが重要だと思います。
デメリット2.廃盤になって注文できない部品があるかも
年式の古いモトクロッサーだと生産の終わっている純正部品が多くあります。
インシュレーター、ピストンやピストンリングは廃盤になっていて注文できないのは困る。海外のオークションのeBayとかを使えば海外でまだ部品が見つかりますが、気軽に注文出来ないことはかなりのデメリット。
年式の古いモトクロッサーを買う時は部品在庫状況を確認した方が良いかと思います。
デメリット3.年式によってはMFJの公認車両外になる
モトクロス競技規則には「公認競技会において開催されるIA以外のクラスは、MFJ公認車両でなければならない。」と書かれていました。
もしモトクロスを始めて草レースだけのつもりだったけど、自信がついてNBライセンス取得、国内B級のレースに出ようって時は公認競技会において開催されるのレースの場合は公認車両が必要になります。以下でご確認ください。
MFJ モトクロス公認車両
ざっと見ると発売の年から約4年間がMFJ公認車両として使える感じですね。僕自身もまったく知らなかったことなので詳しくはないのですが。
バリバリレースでるぞー!!って思っている人が知らずに年式の古いモトクロッサーを購入してしまうと大変なことになりますね・・・。
この辺りは公認競技会以外のレースが地域によってあるのかが分からないので詳しくは書けませんが、デメリットであることには変わりありませんね。
※「2020年度モトクロス地方選手権の構造改革について」で変わるようです。↓以下をご覧ください。
http://www.mfj.or.jp/user/top/info/detail.php?aid=4482
新車のメリット・デメリット
次は新車のメリット・デメリットについて。これはシンプルそのまんま上記で書いたデメリットの部分がなくなることだけど書いていきます。新車の方はまずはデメリット部分から
1.新車のデメリット
車両購入時の価格かと思います。ですが一言に価格はデメリットと言えません。買える人にとってはまったくデメリットではありませんからね。
でも予算が限られている人にとってはデメリットの一つ。
それと新車の購入は基本的には予約販売で年一回の限定販売になりますので、タイミングによっては手元にくるのにだいぶ時間がかかります。
2.新車には2ストがほとんどない4ストがほとんど
これはデメリットではなく好みの問題になりますが、現在の国産メーカーで2スト、125ccのモトクロッサーを販売しているのはヤマハのみになります。外車ならKTM、ハスクバーナが2ストを販売していますがYZ125より20万以上高い。
カワサキの125ccに2ストに乗りたかったのに・・・って人には残念。85ccなら選べるぜ・・・。
お次は新車のメリットについて
1.新車なのですぐに壊れない
乗り方でも左右される部分もありますが、新品部品で組まれてる新車は断然中古車よりは壊れないと思います。一番新しいモデルになるので色々な部分が改善されている最新モデルに乗ることができます。(前年度からカラーリングのみ変更も多いけど)
2.バイクの状態を把握できる
自分が最初のオーナーになるため、走行時間からメンテサイクルまですべてが把握できます。
3.NBクラスのレースに出れる(車両がMFJ公認の年式)
国産4社、KTM、ハスクバーナのモトクロッサーの新車ならMFJ公認発効日以降は公認車両として使えるのでモトクロスをやり始めてやっぱりレースに出て見よう!って気持ちになった時そのままその車両で出場可能です(ライセンスはいるよ)。
草レースオンリーの人にとってはこのメリットならない部分ですね。
まとめ
以上が自分が購入する前に考えてメリットとデメリット。実際に行動してみて感じることがあれば追加で書いていこうと思います。
結局のところ。新車にするか中古にするかの答えはモトクロッサー購入後どのようにモトクロスを楽しんでいくか次第だと思います。
コースで走るだけでレースには出るつもりはないもしくは草レースのみって人と、レースにどんどん出てみたいって人では求めている物が違います。
自分は草レースのみのつもりだけど、エンデューロの時も林道のみのつもりが結局エンデューロレースに出てしまっていたので国内B級のレース、一度くらい出て見たくなるのかな~って思ったりも。
そういうことを踏まえで僕は中古車ので練習するか、新車から始めるかよく考えようと思います。
万が一もモトクロス初めて見て怖すぎて続かなかったとしてもモトクロッサーをリア18インチにしてエンデューロ仕様にしちゃえばいいさ!
結論。お金があるのなら新車が一番。