狩猟免許試験(わな猟)自分の勉強方法と覚えるコツ

僕が受けた狩猟免許試験はわな猟。

わな猟は第一種銃猟免許試験と比べると課題の範囲も少なく、銃猟免許より簡単な試験だと言われています。実際に自分がわな猟の試験を受けてちゃんと勉強していれば問題なく受かる試験だと思いました。

でも比較的簡単な試験とはいっても勉強はしなきゃ絶対に通らない試験です。実際に試験の時に知識試験で落ちている人もいました。

今回は参考になるかは分かりませんが、これから狩猟免許試験(わな猟)を受けようと思っている人向けに自分が試験に向けて何をしてどのような勉強をしたのかを書こうと思います。

目次

「狩猟免許取得のため」に狩猟免許(初心者)講習会に必ず出る

まず最初に絶対にやるべきことは狩猟免許の初心者講習会に出ることです。無料ではないけど必ず受けるべき講習会です。

講習会は各都道府県の猟友会が主催していますので、自分の住んでいる地域の猟友会は検索して申し込みすれば受けれます。

申し込んだ時のブログです。興味があれば見てみてください↓

狩猟免許初心者講習会を申し込む「狩猟免許習得その1」

問題集と狩猟読本は猟友会からも購入することはできますが、講習会に申し込むと講習代金の中に講習会+狩猟読本代が含まれているので購入する手間も省けます。申し込むと後日この二冊が届きます。基本的には試験への勉強はこの二冊でやっていきます。

狩猟免許初心者講習会では、知識試験対策として毎年試験に出てきている問題をピックアップして教えてもらえます。これだけでも試験対策として覚える部分を大幅に減らすことができます。

僕の出た講習会は出題される可能性の高い問題をピックアップ、その問題の詳しく書いてあるページ(狩猟読本で)を教えてくれるといった感じです。

それともう一つ講習会に出ておくべき理由は技能試験対策です。技能試験ではわなの架設(実技)があります。この架設では自分でわなを設置してネームプレートを置くまで全てやります。架設ができないと30点減点、これだけで試験は落ちます。

もし周りにすでにわな罠をやっている人がいるなら教えてもらうこともできるけど、僕と同じようなまったくの周りに誰もいない場合はわなの構造や仕掛け方など分からないと思うので必ず講習会を受けることが合格への絶対条件だと思います。

狩猟免許初心者講習会に申し込んだら狩猟免許試験にも申し込むのも忘れず。上限人数があったり抽選の都道府県もあるので早めの行動を!

自分の住んでいる地域の申し込み方は以下でのブログで書いているので興味あれば見てみてください↓

狩猟免許試験に申し込む方法、書類と手順「狩猟免許習得その2」

問題集と狩猟読本で勉強

ここからが本格的な勉強の始まりです。

まず最初に僕が始めたのは狩猟読本ざっと一回読むことからでした。令和2年度の狩猟読本だと145〜173ページが鉄砲に関する知識なのでここは省いて構いません。わな猟免許の試験では出てこない部分です。

その後は問題集を始めました。「ここでも猟具に関する知識」(第一種・二種銃猟免許)はやらなくて良いです。鉄砲の人にしか出ない問題です。

問題集を一度やってみてわかる場所は○、なんとなく分かるには△、まったく分からない問題には×をつけるなどしました。

その後は講習会で教えてもらった試験で出るであろう問題から徹底的に覚えていきます。試験に出るであろう問題から覚えていった方が断然有利。問題を丸暗記するのではなく、狩猟読本を読んで問題自体を徹底的に理解することをオススメします。

問題集に付箋を貼り付けて狩猟読本の答えが書いてあるページ数を付箋に書いておくとオススメ。

なぜ理解することを勧めるかと言うと、試験では問題集通りに同じ三肢択一が出るとは限らないからです。実際に僕の受けた試験では出題問題は同じでも問題集と同じ問題に対し三肢択一では文章が少し違ったりとありました。

問題集の質問と三肢択一をただ丸暗記するだけだと分からない問題もある可能性があるから理解しておいた方良いです。

それに狩猟と言う行為に間違えがあってはいけませんからしっかり勉強するのは絶対です。

出題されるであろう場所を覚えたら△と×の部分を次は勉強しました。確実に一回で受かりたいのであれば勉強しといた方が良いです。試験でも何問か講習会で教えてもらってないのが出ました。このあたりの覚え方は、問題集で分からない場所→狩猟読本を読むの繰り返しになると思います。

ここで一つ気をつけておかなければいけないポイントが一つ。

わな猟は鳥類が獲れません。だから鳥類の問題はないって思っていたら出てきます。もちろん鳥獣判別ではでできませんからそちらは覚えなくてもいいです。

僕の場合「鳥獣の保護及び管理に並びに狩猟の適正化いん関する法令」で1問出たと記憶してます。

出てきても1~3問程度なのかもしれませんが、ざっと目を通しておくくらいはしておいた方が良いかなと思いまう。

獣類の足跡の覚え方

わな猟の狩猟免許試験で数問は必ず出てくる足跡の問題。基本的には絵を丸暗記する感じですが、自分が覚えやすい様に特徴で覚えると分かりやすいかも。

「例えばこのイノシシの足跡はどれか」の答えば「イ」が答えです。絵で覚えれないのなら蹄の幅で覚えるのもありです。

幅が一番広いのがイノシシ、次に広いのがニホンジカ、一番狭いのがカモシカって感じに。

「アナグマの足跡はどれか」も自分は特徴で覚えました。一番爪が長いから穴がよく掘れそう→だからアナグマとって感じに。

鳥獣判別の覚え方

鳥獣判別もわな猟は獣類しか覚えなくて良いので比較的簡単です。令和2年度の狩猟読本の5.6ページの狩猟鳥獣1と2を覚えておけば試験は問題ありません。

鳥獣判別試験では非狩猟鳥獣は名前を答えなくて良いので、この2ページの獣類さえ覚えておけばオッケーです。ここで覚えた獣類以外が出てきたらそれはすべて×で答えれば正解です。もしかしたら各都道府県で違いがあるかもしれないから講習会で確認しといた方が良いと思います。

狩猟鳥獣の覚え方として狩猟可能な獣類の絵のほとんどが尻尾が下がっています。狩猟読本で確認してみてください。

例外も一匹だけ。タイワンリスが尻尾が上向き。

覚え方は絵を丸暗記。その他特徴で覚えるようにしておいた方が良いです。アライグマはタヌキに似てるけど尻尾がシマシマで絵では何か洗ってます。だからアライグマ。

なぜ特徴で覚えておいた方が良いかと言うと狩猟読本と同じ絵じゃなかったりするからです・・・。実際に試験でも違う絵が使われました。特徴で覚えていたから大丈夫だったけど2秒くらい時間が止まりました。これ、なんだっけ?って。

爪が長くて穴掘りが上手そう→アナグマ。

ハクビシンも特徴のある顔の白いラインで覚えておく。実際に狩猟読本と違う画像が使われました。鳥獣判別はこんな感じで僕は覚えました。

試験の時は5秒間画像が表示されてその後に10秒回答を書くための時間があります。獣類の名前を正確に書かなければいけません。

ヒグマとツキノワグマを一括りにクマと書くとだめです。ニホンジカもシカではなくニホンジカが正解です。

猟具に関する知識

猟具に関する知識は講習会に出ておいて現物を見て理解、後はわなの特徴と捕獲方法、捕獲する対象の獣類を読み込んで理解しておけば答えは分かると思います。

僕自身、猟具に関する知識は苦労することなく覚えたのでコツについてはあまり書けません。

はこわなに似てる囲いわなは天井がない。くくりわなではクマはとってはダメ。くくりわなは12センチメートル以上はダメ(都道府県によるけど)。とらばさみ絶対ダメ、後はよりもどしと締め付け防止金具は絶対に覚えておくべきポイントかなと思います。

以上が自分の覚え方です

勉強に使った時間は40時間くらいかな?僕は物覚えがあまり良くないから覚えるのに苦労しました。

参考になるかは分からないけど、同じように覚えるのが苦手な人に少しでも役に立てば良いかなと思って書きました。

試験後も毎日少しずつ狩猟読本は読んでいます。試験対策だけの要所ようしょを抑えただけの勉強だとまだまだ分からないことが多いし、狩猟と言う命を扱いわなと言う猟具を使うから何が起こるか分からないし、勉強不足でルールを知らなかったではすまないことが沢山あると思うから、これからも勉強は続けて行こうと僕は思います。

最後に試験に行った時のブログ↓

狩猟免許試験(わな猟)に行ってきた。「狩猟免許習得その4(最後になります)」